切らない緑内障レーザー治療(SLT)
切らない緑内障レーザー治療(SLT)
SLT ; Selective Laser Trabeculoplasty(選択的レーザー線維柱帯形成術)は、眼を切る必要のないレーザー治療で、眼圧を下げる効果が期待できます。
眼の中では房水(ぼうすい)と呼ばれる液体が産生され、バランスよく排出されています。しかし、排出路にある線維柱帯(せんいちゅうたい)が目詰まりすると、房水が排出されにくくなり、眼圧が上昇して視神経が障害され、視野が狭くなっていきます。
SLTでは、房水の出口である線維柱帯に、低エネルギーで短いパルスのレーザーを照射します。これにより房水の流れを良くし、眼圧を下げます。非常に低出力のため、眼内の組織に損傷を与えることはほとんどありません。

(治療前)線維柱帯が目詰まりし、房水の排出が妨げられている
(レーザー照射)目詰まりしている箇所にレーザーを照射
(治療後)房水の流れがスムーズになり眼圧の上昇が抑制される
以下のような方は、SLTによる治療をご検討いただけます。
上記に当てはまり、レーザーを照射するスペースのある開放隅角(かいほうぐうかく)の方が適応となります。
ただし、血管新生緑内障、ぶどう膜炎緑内障の方や、角膜内皮細胞が少ない方には、レーザー治療を行うことができません。適応の有無は、診察・検査のうえで判断いたします。
SLTには、点眼薬約1剤分の眼圧下降効果があるといわれていますが、効果には個人差があります。
1回のレーザー治療で数年間効果が持続するとされていますが、効果は徐々に低下していくため、レーザーの追加照射が必要になることがあります。
治療中の痛みはほとんどなく、治療後も普段どおりの生活が可能で、日常生活に制限はありません。
レーザー治療の前に瞳孔を小さくする点眼を行うため、治療後6時間程度はやや暗く感じることがあります。軽い充血や異物感が出る場合がありますが、通常1〜2日程度で改善します。
また、ごくまれに一時的に眼圧が上がることがあります。
SLTは予約制で行っております。
まずはご来院いただき、SLTの適応があるかを診察いたします。適応がある場合は、レーザー治療のご予約をご案内いたします。
治療当日は、受付からお会計までの所要時間が1時間程度です。レーザー照射自体は10分程度で終了します。
STEP 1:点眼
レーザーを照射しやすくするために瞳孔を小さくする点眼薬と、一時的な眼圧上昇を抑える点眼薬を使用します。
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STEP 2:レーザー照射
痛みはほとんどなく、10分程度で終了します。
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STEP 3:点眼・終了
一時的な眼圧上昇を抑える点眼薬を再度使用し、終了となります。
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STEP 4:1〜2週間以内にご来院
眼圧と合併症の有無を確認いたします。
SLTは健康保険が適用される治療です。
| 自己負担の目安 | 1割:約1万円 2割:約2万円 3割:約3万円 |
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※ご加入の民間医療保険によっては、手術給付金の対象となる場合があります。詳しくはご加入の保険会社へご確認ください。