近視進行抑制|東伏見眼科|西東京市の東伏見駅徒歩3分|日帰り白内障手術

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近視進行抑制

近視進行抑制|東伏見眼科|西東京市の東伏見駅徒歩3分|日帰り白内障手術

近視進行抑制

眼の長さ(眼軸長)の伸びを抑えることで、ある程度近視の進行を予防することが可能です。近視の進行予防として効果があるものとしては、低濃度アトロピン点眼薬(リジュセアミニ®)と眼鏡装用によるものがあります。学校健診などで視力の低下が指摘され、ご心配な方はご相談ください。

近視とは

近視とは

目は角膜と水晶体で光を屈折させ、網膜の上にピントを合わせることで、物をはっきりと認識します。しかし、近視は網膜より手前でピントが合ってしまうため、近くの物は見えるのですが、遠くの物が見えにくい状態です。
近視は主に学齢期(小学生~高校生)に進行しやすいとされています。多くの場合、体の成長に伴って、眼球の長さである眼軸長が伸びることが関係しています。

近視の原因

近視の原因には、遺伝的要因と環境的要因がそれぞれ関与していると考えられています。近年増加している子どもの近視には、環境的要因が大きく影響しているとも言われています。

遺伝的要因

遺伝的要因とは、先祖や親から受け継いだ遺伝子が原因で近視になってしまうことです。
両親が近視ではない子どもに比べると、片親が近視である子どもが近視を発症するリスクは2.17倍、両親が近視の場合では5.4倍と言われています。

環境的要因①(近見作業の増加)

近くのものを見る習慣が続くと、目の毛様体筋が過度に緊張して水晶体の屈折力が強くなり、近視になりやすくなります。
以前はそうした近くのものを見る作業として、読書のし過ぎなどが指摘されていましたが、近年はパソコンやスマートフォン、タブレット端末、ゲーム機など、日常的に長時間に渡って電子デバイスを使用する環境が主な原因の1つとして考えられています。

環境的要因②(屋外活動の減少)

室内照明の下で過ごすよりも、曇りの日や日陰に関わらず屋外で過ごす時間が長い方が、明るい光が目の網膜に到達しやすくなります。すると網膜内で、光誘導性ドーパミンと言う物質が発生します。これによって近視になりにくいと考えられています。そのため外で遊ぶなどの屋外活動が少ないことも、近視の原因であるとされています。

当院での近視抑制治療(点眼)

低濃度アトロピン点眼薬

リジュセアミニ®

リジュセアミニ®は、近視の進行抑制を効能・効果としていて、参天製薬とシンガポールアイリサーチインスティテュート(眼科領域および視力研究を目的としたシンガポールの国立研究所)により共同開発された低濃度アトロピン点眼薬です。今まで子どもの近視の進行を抑制する点眼として、マイオピン®0.01%と0.025%が国内では流通していましたが、参天製薬が開発したリジュセアミニ®はアトロピン濃度が高い0.025%を採用しています。
3年間の使用で近視の進行を軽減させるデータが参天製薬の臨床試験からわかっていて、5歳から15歳くらいまで長期の使用が想定されます。点眼薬に入っている防腐剤は短期なら問題になりませんが、何年にもわたる長期使用の場合は角膜に影響を及ぼす可能性があり、このリスクを考慮してリジュセアミニ®は防腐剤フリーになっているのが優れた特徴です。
低濃度アトロピン点眼薬の副作用は、アトロピンの散瞳効果と調節麻痺効果によるしまぶしさ(羞明)と手元のぼやけがありますので、必ず就寝前に点眼するようにしてください。しかし、濃度が低いため程度は軽く、長時間続かないため、寝る前に使用すれば日中への影響はほとんどありません。

2026年6月より選定療養となりましたため、初回診察・定期検査は保険診療となります。
リジュセアミニ®の処方は自費診療となります。

低濃度アトロピン点眼薬の特徴

  • 近視の進行を平均60%軽減させると言われております。
  • 日中のまぶしさや手元を見る作業に影響を与えないと言われております。
  • 毎日一滴点眼するだけの、非常に簡単な治療法です。
  • 目薬は1回分ずつ容器にパッケージされ使い捨てになっていて、1箱1ヵ月分です。

治療の対象となる方

  • 軽度(-1D)から中等度(-5D)の近視がある方
  • 6~18才の方
  • 3~4か月ごとの定期通院が可能な方

治療の流れ

  1. 初回はお子様に近視がどの程度あるか調節麻痺剤を用いた屈折検査で確認します。調節麻痺剤により2日程度はまぶしくなったり、ピントが合いづらくなります。
  2. 後日、近視の進行を抑えるご希望があれば、リジュセアミニ®を1箱(30日分)処方します。
  3. 使用状況を確認するため、1か月後に再診していただきます。
  4. 1か月後の再診で問題なければ、その後は3~4か月ごとの定期的な検査・診察が必要となります。

費用(税込)

リジュセアミニ®
(1回使い切りタイプの点眼)
4,600円(税込)
【30本/1ヵ月分】

当院での眼鏡による近視進行抑制
(ミヨスマートとステレスト)

眼鏡による近視進行抑制

特殊な構造により、遠くを見やすくする一般的なメガネの役割に加えて、成長期における近視の進行を抑えることを目的として使用されます。
HOYA社提供のミヨスマートとニコン社提供のステレストがあります。
コンタクトレンズではなくメガネタイプのため、これまでメガネを使用していたお子さまにも取り入れやすいことが特徴です。通常のメガネレンズと見た目が大きく変わらず、普段の学校生活や日常生活で装用できます。
購入には医師による眼鏡処方箋が必要ですので、当院で調節麻痺剤を用いた屈折検査を行い、処方箋を発行いたします。そちらを眼鏡屋さんにお持ちいただき眼鏡を作製するという流れです。調節麻痺剤により2日程度はまぶしくなったり、ピントが合いづらくなります。
お風呂に入る時や寝る時など以外は眼鏡を装用して、出来るだけ終日装用した方が効果的です。また、近視が進行して眼鏡が合わなくなっていないか、年1回の調節麻痺剤を用いた屈折検査が必要になります。

ミヨスマートの特徴

ミヨスマート

ミヨスマートは、HOYA社が提供する近視進行抑制のメガネレンズです。
ミヨスマートのレンズの中央部分では、一般的なメガネと同様に近視を矯正し、遠くを見やすくします。
その周囲は、+3.50Dの小さなレンズを多数配置したDIMS(Defocus Incorporated Multiple Segments)という特殊な光学設計となっています。これにより、網膜周辺ではピントを手前にずらすこと(近視性デフォーカス)で眼軸が伸びにくい環境を整え、近視の進行を抑制する仕組みです。

ステレストの特徴

低濃度アトロピン点眼

ステレストは、ニコン社が提供する近視進行抑制のメガネレンズです。ステレストの特徴は、独自の
「H.A.L.T.(Highly Aspherical Lenslet Target)テクノロジー(高度非球面レンズレット標的技術)」にあります。レンズの中心部にはスッキリと遠くが見えるクリアゾーンを配置。その周囲を囲むように、計算し尽くされた11個の同心円状のリング(非球面レンズレット)が配置されています。この構造が網膜の手前に「近視性デフォーカス(ボケのシグナル)」の体積を作り出し、眼軸長(眼の奥行き)の伸びを強力に抑制します。
臨床試験でも高い近視進行抑制効果が実証されており、見やすさと近視管理の両立を目指したレンズです。

ミヨスマートとステレストの違い

それぞれのレンズの違いは、近視の進行を抑えるための「周辺部(コントロールゾーン)の設計」です。ミヨスマートが小さなドット(独立した無数の凸レンズ)を蜂の巣状に配置しているのに対し、ステレストは同心円状のリング(つながった環状の非球面レンズレット)を配置しています。アプローチは異なりますが、どちらも網膜の手前にピントをずらすシグナルを送り、近視の進行を緩めるという目的は同じです。また、ステレストにはカラーレンズタイプもあります。お子さまの目の状態やライフスタイルに合わせて最適なものをご提案いたします。