日帰り白内障・緑内障手術|東伏見眼科|東伏見駅徒歩3分|日帰り白内障手術

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日帰り白内障・緑内障手術

日帰り白内障・緑内障手術|東伏見眼科|東伏見駅徒歩3分|日帰り白内障手術

白内障

当院では、白内障手術が可能で、多焦点・乱視用眼内レンズにも対応しております。

白内障とは

白内障とは

眼球にはレンズのような働きを担う水晶体という透明な組織があります。この水晶体の中のタンパク質が様々な原因によって白く変性し、濁って見えるようになる病気が白内障です。最も多い原因は加齢によるもので、年齢を重ねるほど発症しやすく、60歳を過ぎた頃から少しずつ水晶体が濁り始め、70代以降の高齢の方ではその大半に白内障の症状がみられます。早い人では50歳ぐらいから症状が現れることもあります。一方、年齢にかかわらず発症する若年性白内障は、眼内に炎症が生じるぶどう膜炎や、糖尿病、アトピー性皮膚炎などと合併して起こります。このほか、生まれつき水晶体に濁りがある先天性、けがや衝撃による外傷性、網膜剥離などの手術の後に続いて起こる白内障もあります。
白内障で水晶体が濁り始めると、光が散乱するため、目がかすんだり、物が二重に見えたり、明るいところでまぶしく感じるなどの症状が現れます。進行すると視力が低下し、眼鏡を掛けても物が見えにくくなります。

白内障でよくみられる症状

  • 目がかすんで、霧がかかったように見える
  • 物が二重に見える
  • 太陽光や車のヘッドライトの光がとてもまぶしい
  • 眼鏡を作りかえても見え方が改善しない

白内障の治療

加齢性白内障は一種の老化現象で、高齢の方ほど多く発症します。ただし、白内障と診断されても、人によって水晶体の濁りの程度や進み具合は異なりますので、すべての人にすぐに手術が必要になるわけではありません。白内障の初期の段階で、それほど視力が低下していない場合は、点眼薬により、白内障の進行を遅らせます。ただ、この薬物療法は、水晶体の濁るスピードを遅らせるもので、症状を改善したり、視力を回復させたりすることはできません。そのため病状が進行し、日常生活に影響が及ぶようになれば、完治のための手術療法が必要となります。

白内障手術

進行した白内障に対して、濁った水晶体を取り出し、眼内レンズ(人工の水晶体)に置き換える手術が白内障手術です。白内障手術の安全性は向上しており、患者様の年齢や体調によっては入院せずに日帰りで行うことも可能です。
現在、主流となっている手術が、超音波の振動によって濁った水晶体を細かく破砕(乳化)し、吸引した後に眼内レンズを挿入する超音波水晶体乳化吸引手術です。この術式では切開する角膜の創口が小さく(2.4mm程度)、縫合する必要はありません。術後の乱視や感染症リスクを軽減することができます。また、手術時間は、個人差はありますが15分前後と短く、痛みも点眼麻酔やテノン嚢下麻酔などの局所麻酔によってほとんどありません。手術翌日からほぼ普段と同じような生活を送ることができ、患者様の手術に対する不安や身体的負担が大幅に軽減されています。

日帰り白内障手術費用の目安(単焦点眼内レンズ使用時)

1割負担 片眼 約15,000円
2割負担 片眼 約30,000円
3割負担 片眼 約45,000円

※上記はおおよその目安になり、治療内容により前後いたします。

眼内レンズについて

混濁した水晶体の代わりに挿入する眼内レンズには、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの2つのタイプがあります。
人の目は、近くにも遠くにも焦点を合わせられる仕組みになっていますが、単焦点眼内レンズは、そのいずれか一方の焦点にしかピントを合わせることができません。そのため手術後も近視用の眼鏡や老眼鏡で矯正する必要があります。ただ同レンズは保険診療で扱える⼀般的なレンズであり、見え方も鮮明で、経済的負担も少ないといえます。
一方、多焦点眼内レンズは、遠近両方にピントを合わせることが可能です。近くと遠くにピントが合う2焦点タイプ、さらに中間距離にも焦点が合う3焦点タイプがあります。同レンズを選択することで、眼鏡を使用する頻度を減らすことができます。ただ保険適用外となるため経済的負担が大きいといえます。
眼内レンズは手術後のライフスタイルに合わせて最適なものを患者様ご自身に選んでいただくことが大切です。そのため、検査だけで決めるのではなく、どのような見え方をご希望されているかをじっくりうかがったうえで、選択肢を提案させていただきます。

緑内障

当院では、日帰り白内障+緑内障同時手術を行うことが可能です。

緑内障とは

見え方の変化

参照:https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/glaucoma/

緑内障は、視覚情報を脳に伝えている視神経に障害が発生する進行性の病気です。視野に見えない部分ができ、その範囲がゆっくり広がって行くにつれ、視野が徐々に狭くなっていきます。欠損範囲が少ない初期から中期では、もう片方の目で欠損部分をうまく補完して見てしまうため異常に気づきにくく、かなり進行してからはじめて自覚症状として気づくことが少なくありません。緑内障は、白内障と並んで中高年の代表的な目の病気で、日本人の失明原因の上位の病気でもあります。

緑内障の症状の特徴

  • 見えない部分がある
  • 見える範囲(視野)が狭くなる
  • 進行が緩やかで初期・中期に視野欠損や視野狭窄を自覚しにくい
  • 急性緑内障発作(急に著しく眼圧が上昇する緑内障)では、目の痛み・かすみ、頭痛、吐き気などの激しい症状が突然現れる

緑内障の原因

目の中には血液の代わりとなって栄養などを補給する、「房水」という液体が循環しています。房水は毛様体(もうようたい)という組織で産生され、虹彩(こうさい:茶目の部分)の裏を通過して前房(ぜんぼう)に至り、フィルターにあたる隅角(ぐうかく)の線維柱帯(せんいちゅうたい)を経て、出口となるシュレム管から排出されます。そして眼の外の血管へと流れていきます。この房水の循環によって眼内に発生する一定の圧力を「眼圧」といい、これにより眼球の形状が保たれています。しかし、房水の排出に異常が生じ、この循環が妨げられると、眼圧が上昇します。これにより視神経乳頭が圧迫され、徐々に視神経が障害を受け、視野が狭くなっていきます。視神経乳頭のへこみ部分である陥凹(かんおう)が大きいと緑内障の可能性があるといわれています。

緑内障手術

当院院長のグラウコス(GLAUKOS社)から認定された「医師」に発行される認定証

緑内障の治療の基本は進行を阻止することです。狭くなった視野を元に戻したり、緑内障自体を治したりするものではなく、緑内障が悪化しないと予想される値まで眼圧を下げ、視力や視野を維持し、生涯困らないようにすることが目標となります。治療法には薬物療法、レーザー療法、手術療法の3つがあり、いずれも眼圧を下げることを目的に行います。どの治療法を選択するかは、緑内障の種類や進行度合いなどによって判断されます。

薬物療法やレーザー療法によっても眼圧を下げるのが困難な場合、手術療法が検討されます。当院での緑内障手術は白内障手術と同時に行うことが可能です。
特殊な眼内ドレーン(iStent)を眼の中の線維柱帯という組織の2か所に留置して、房水の排出を促進し、眼圧を下降させることを目的とする治療です。白内障手術の一連の操作の途中で行うことが可能で、手術時間も白内障手術+5~10分程度です。切り口が小さいため出血量も少なく低侵襲緑内障手術(MIGS: microinvasive glaucoma surgery)に分類される手術方法です。これにより緑内障の目薬の本数を減らせる可能性があります。
当院院長は、グラウコス社からのiStent認定医を取得しております。